2022年4月21日
米ジョンズ・ホプキンズ大の集計で、世界の新型コロナウイルス感染者が4月12日、累計5億人を超えた。
死者は618万人超。
世界保健機関 (WHO) によると、新規感染者、死者とも減少傾向だが、昨年末から大きな感染の波を起こしたオミクロン株が依然、流行している。
WHOはウイルスの性質に重大な変化がないか監視する対象に、南アフリカなどから数十例報告されているオミクロン株の派生型「BA.4」と「BA.5」を加えた。
12日発表の状況報告では、感染力を強める変異があると指摘している。
従来型の「BA.1」と派生型「BA.2」が交ざった「XE」も監視対象に含めた。
ワクチン接種が進んだ欧米を中心にマスク着用義務などの規制を撤廃する動きが広がったが、WHOは、一気に撤廃すると、必要になった際の再規制が難しくなるとの懸念を示している。
米司法省は4月20日、疾病対策センター (CDC) の新型コロナウイルス対策をめぐり、フロリダ州の連邦地裁が公共交通機関でのマスク着用義務を違法と判断したことを不服として上訴した。
同省報道担当者がツイッターで明らかにした。
CDCも同日「マスク着用義務は引き続き必要」と結論づけた。
サキ大統領報道官は20日の記者会見で、司法省の狙いについて「(CDCの措置が) 合理的というだけでなく、公衆衛生上の危機に対処するため、CDCの権限を維持する必要がある」と説明した。
4月18日の地裁判断後、米国内の航空機や地下鉄、配車サービスなどでは、マスクを着けるかどうかをスタッフや乗客に任せる動きが拡大している。
◆サンディエゴ郡内各交通機関における当面の「マスク対応」は次の通り (4月21日時点)。
SD国際空港:着用義務解除。
メトロポリタン・トランジット・システム(MTS=トロリー、バス):通知があるまではマスク要請継続 (連邦政府の5月3日まで着用義務延長に対応)。
ノースカウンティ・トランジット・ディストリクト (NCTD=コースター列車、バス):着用義務解除。
パシフィック・サーフライナー (Pacific Surfliner=アムトラック):着用奨励。
サンディエゴ郡のワクチン臨床顧問医の一人、クリスチャン・レイマーズ博士は4月13日、60歳以上に対する2回目のCovid-19ブースター接種の早期効果について言及。
これは医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン」に掲載された評価に基づくもので、地元メディアが伝えた。
レイマーズ博士によると、182,000人が参加したイスラエルでのブースター接種者を対象に大規模な調査報告が行われ、1回だけの人、3回まとめて接種した人、2回目のブースターを4回受けた人、1回目から4か月後に2回目を接種した人を比較検討したところ、全体として、新たなリスク要因が確認されることもなく、良好な効果があったとしている。
ただし、同博士によると、最初のワクチンを1回あるいは2回接種したままで、ブースターを受けなかった場合は、ウイルスに対する免疫力が低下する可能性があるという。
「抗体レベルという点では、免疫は早い時期に消失すると考えられる。オミクロンのような新変異型が出現すると、2回接種のみでは感染しやすくなり、ブースター接種者よりも重症化しやすい」
「ワクチンの接種頻度や、新亜種に対する免疫維持に必要なブースターについては明確な結論を得ていない」と語った。
サンディエゴ郡保健福祉課は4月20日、パンデミック開始以来、3万人以上の郡民がCovid-19で入院したことを発表した。
郡内で初の入院者を記録したのは2020年2月25日。
20日の入院者は100人となり、前日から5人増加。
集中治療室 (ICU) の患者数は16人で前日から1人減少。
オミクロン変種が今年初めにピークを迎えて以来、入院患者数は減少しているが、20日に報告された新規感染者は405人で2週間ぶりの高水準に達している。
とはいえ、この数字は今年1月に何度も1万人超えを繰り返した新規患者数を大きく下回っている。
20日のデータには2人の死亡が含まれ、COVID-19関連の累積死者数は5,233人に増加。
累積感染数は756,358人に達した。
SD郡では、対象となる5歳以上の住民94.3%がワクチンを少なくとも1回接種している。
対象者の82.8% (約261万人) が完全接種を済ませており、対象者グループの55.9% (約122万9,500人) がブースター接種を受けている。
(2022年5月1日号掲載)